夏休み自由研究大賞「すごい自由研究の作り方セミナー」
イベント名 | 夏休み自由研究大賞 「すごい自由研究の作り方セミナー」 |
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開催日時 | 7月28日(土) |
会 場 | 東山動植物園 動物会館レクチャーホール |
募集人数 | 小学1年生~6年生までのお子様とその保護者(1組2名様まで) 50組100名 |
イベント内容
10時30分 開演
あいさつ スタッフ紹介
11時00分 すごい自由研究の作りかたセミナー
- テーマを決めよう!
- 目標を決めよう!
- スケジュールを立てよう!
- 実現可能な実験を考えよう!
- 報告書の書き方を学ぼう!
12時00分 昼食
13時00分 園内の見学
15時00分 方向性や内容、スケジュールの相談
ワークショップの発表
17時00分 解散
年間パスポートを持っている東山動物園で、ディスカバリーチャンネル主催の自由研究のワークショップの募集が会ったので申し込んだところ無事当選しました。しかし、小学一年生の上の娘に聞いたところ夏休みの宿題に自由研究がないらしい。。。
自由研究が無いのなら参加する意義が半減かと思ったのですが、ディスカバリーチャンネルが夏休みの自由研究のコンテストを開催しているということで自主的に夏休みの自由研究を家族でやってみようと思います。
ワークショップの午前中は夏休みの自由研究のコンテストの紹介とグループごとに動物の写真を分類させて最後に発表をして終わりました。分類の仕方は自由だったので発表内容は各グループそれぞれが自由に分類していました。発表を聞くと低学年のこどものグループは肉食か、草食かの2択が多かったですが、中学年以上になると雑食を混ぜて3分類になったり科目や毛の長さ、住んでいる地域と分類の仕方が変わってきていて面白かったです。
午後は、子供たちはチームごとに不思議の種を見つけに園内を見学に出かけていきました。グループごとに不思議の種を競うという形で楽しそうに出かけていきました。そこのルールとして同じ動物を5分間くらいをみるというもので、大抵の人は一つの動物を一分くらいしかみないのですが、5分間じっと見ていると様々な気づきがあるとのことでした。
子供たちが園内の観察に出かけている間に、親に自由研究の目的とよい自由研究を行うための親の関わりについての話がありました。そこで南山大学付属小学校 松山和彦先生の話がとても参考になりましたのでそのときのメモを箇条書きにしました。
自由研究の作り方
- 自由研究とは自分が楽しいと思ったことを、お友達に伝えるためにまとめること。
- 年齢が違っても研究の課題自体は一緒。ゴールが違うだけ。低学年はたくさんのデータをまとめたり分類する。中学年は、自分で考える本を調べる、そして作って見てその過程をまとめる。高学年はデータを整理して傾向を導き出す。
- 主導権が子どもから大人のやりたいこと変わっている研究も多いが、その多くは最初の動機が子供の疑問では無いことが原因。子供の疑問で研究が始まっていれば大人のサポートが入っても目的を失わない。
- 自由研究にはたくさんのリソースが必要なので大人の力は欠かせない。遠くに連れて行く、機材をかす、知恵を貸す
- 自由研究として大きすぎる課題は手に負えないし、簡単すぎるものはすぐ終わってしまう。難易度についてはコントロールしてあげた方がいい。
- 最初のハードルは予想の立て方。複数の予想を立てることがよい研究につながるが、子供は一つのアイデアに固執してしまう傾向があるので、いろんなパターンがあることを視野を広げてあげましょう。
- 最後のハードルは結果から結論を持っていく過程。結果は事象、事象から自分が調べたいことにたいするまとめが結論。
- 研究というと親はかっこいい研究をやらせたくなるが、こどもの自由な発想を大事にする。子供のアイデアを否定しないせずに方向性のアドバイスにとどめる。
最後に子供たちフィールドワークで見つけてきた疑問のなかから一つを選んで自由研究のタイトルを決めて、その予想と調べ方を発表しました。発表を聞いていると同じ班の子供同士で同じタイトルになってしまうことが多いようです、先生の行っていた子供の疑問から課題を作ることが大事と行っていましたが、影響を受けやすいため、最初からの親の関わりは難しそうですね。
また先生の寸評で繰り返していたことは、対象を深く調査するだけでなく、対象に似た者を探して比較することが重要のようです。
自由研究のアイデアとして出たもの
- 胡麻は高いけどごま油はそれに比べて安い。胡麻油はどの位の胡麻から作り出すのか?
- えんがちょは全国で違う
- うらおもても地域で違う(グーチョキはある、ちよきとぱーはない、グーとパーはある)
- 足が無いミミズはどうやって前に進むのか
- 足が無いミミズと蛇では前の進め方の違い
- 恐竜の音を再現する研究。骨を塩ビかんで再現
インドサイのアップ。夏休み真っ最中ですがあまりの暑さのせいかインドサイの前はすいていました。
動物会館にあった熊の剥製。
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